●質問
健全メンズエステに来ているにもかかわらず、「本番したい」と言うお客さんがウザすぎて本当にイヤです。どうすればいいですか？

●回答
健全メンズステで「本番したい」とセラピストさんに言うお客さんは、残念ながら、むかしも今も一定数いるようです。そういうお客さんはなぜ、風俗エステに行かないのか？　また、そういうお客さんにどのように対応すればいいのかについて、この項ではお話したいと思います。

本番したい客はなぜ健全メンズエステに来るのか？
まず、本番したいのになぜ健全メンズエステに来るのか？　についてお話しましょう。そういうお客さんは「ハナからやれる」条件のもとで遊ぶことに興味を持てない、あるいはお金を払ってやるという遊びをやり尽くして、おもしろみがなくなった、ということです。だから健全メンズエステに来るのです。簡単にいえば、風俗遊びをやり尽くしたのです。そういう人は「お金を払ってもやらせてくれそうにない女子」に興味を抱いています。
当たり前のことですが、健全メンズエステにおける本番行為は違法です。セラピストさんもそのことを分かっていますし、お客さんもそのことを分かっています。しかし、「絶対にダメ」という条件の下で、その条件をいかに覆すか、そういった遊びをしたいから、彼らは健全メンズエステに来て「本番しよう」と言います。
より具体的には、最初はやれそうにもない女性を、自分のトークや筋肉美（？）といった道具を使って、「やりたい」と言わせる。女子みずからがうっとりして「やりたい」と言ってくる。女子みずからが黙って股間を触ってくる。そのことにものすごく興味を持っていますし、情熱を注ぎます。なんといいましょうか、そういった遊びに燃える男性客が現にいるのです。

OKしちゃっているセラピストさんがいる
その背景には、「健全メンズエステで本番をやってはいけない」とあれほど言われているのにやらせてあげているセラピストさんがいる、という事実があります。もちろん、ごく少数のセラピストさんが、ダメであるにもかかわらずやっているということだろうと思います。
男性の興味関心はそのへんにも向いています。10人中9人のセラピストさんが断ったとしても、残りの1人がやらせてくれて、おいしい思いができたとなれば、「次もまたいけるのではないか」と思って頑張るというのが、男性心理です。
こういうことは、射幸心という言葉で説明されたりします。例えば、パチンコや競馬などは毎回的中するわけではなく、10回に1回とか20回に1回大儲けして喜悦します。その経験を忘れることができず、「今日も勝つのではないか」と思って、今日も明日も明後日も掛け金を掛け続ける。その結果、トータル的に見たら、例えば10回に1回おいしい思いができたとなれば、その人はもうギャンブル中毒です。射幸心という本能のようなものに従って、彼ら行動しているのです。

どう対策すればいい？
では、そういったお客さんに対して、どのような対策を施せばいいのでしょうか？
まず1つ、明確に言えることは、「ダメなものはダメ」と言うということです。「お客さんだから」とか「この人常連さんだから」とか「お金を払ってくれてるから、なんか悪いなあ」などと優柔不断なことを思っている場合ではありません。「ダメなものはダメです」とはっきり言いましょう。そこまではっきり言えない人は、「本番したらお店の人に怒られる」とか、「本番したらお店が摘発されてオーナーに迷惑がかかる」などという言い方をすればいいでしょう。

出入り禁止
それでも聞く耳を持たないお客さんは、オーナーや店長にチクって出入り禁止にしてしまえばいいのです。そもそもルールがあってのお店です。メンズエステに限らず、ガールズバーもスナックも、キャバクラもどこでも同じですが、ルールがあってはじめて楽しく遊べるのです。そのルールをハナから無視する人は、お金を払ってくれていてもお客さんではありません。
したがって、お店の人も、しつこく「本番したい」と言ってくる男性客に対しては、それなりの措置を施すはずです。何回か注意して、それでも言ってくるようであれば、そのお客さんは出入り禁止になります。
最近のメンズエステは、お客さんの電話番号を登録していますから、誰からかかってきた電話なのか、即座に分かるようになっています。電話がかかってきた時点で、「残念ながらお客様は出入り禁止になっています」とはっきり言う。そんな対応をするお店も増えてきています。

というわけで、頑張ってマジメに働いておられるセラピストさんは、正しいことは正しいと言うこと。間違っていることは間違っているとはっきり言うこと。そんなまっとうな姿勢で引き続き頑張ってサクサク稼いでいただければと思います。