●質問
指名がなかなか増えません。どうしたらリピートしてくれるお客さんを増やせますか？

●回答
セラピストさんとして働いていると、同じお店にいても「指名がどんどん増えていく人」と「なかなか固定のお客さんがつかない人」がいます。自分なりに工夫しているつもりなのに結果につながらないと、落ち込んでしまいますよね。では、たくさんのリピーターを抱えているセラピストさんにはどんな共通点があるのでしょうか。

1. 仕事そのものを楽しんでいる
まず、第１の共通点は「お仕事を楽しんでいること」です。これはメンズエステに限らず、スナックでもガールズバーでも同じです。お金のためにイヤイヤ働いている人と、楽しそうに接客している人――どちらに惹かれるかは言うまでもありません。
指名客をたくさん持つセラピストさんは、男性を接客すること自体に向いています。たとえば、幼稚園の頃から女の子同士より男の子と遊ぶ方が好きだった、学生時代に「男子と話している方が自然体でいられる」と感じていた、そんな人は大人になっても男性と関わることが苦になりません。だからこそ、無理なく楽しそうに働けるのです。
そして男性は「楽しそうに働いている女性」に強く惹かれます。笑顔が自然で、会話も弾み、「一緒にいると元気になれる」と思わせる女性にリピートしたくなるのです。これはどの業界でも同じで、結局「楽しんでいる人の周りに人は集まる」というシンプルな真理なのです。

2. 苦手なお客さんが少ない
次に大事なのは「苦手なお客さんが少ないこと」です。もちろん人間ですから「この人とは合わないな」と思う相手はいます。でも、人気セラピストさんはそう感じる相手が少ないのです。
女性は大人の対応が上手なので、苦手でも表面上は笑顔で接することができます。しかし、心の奥で「この人イヤだな」と思っていると、それは不思議と伝わってしまうものです。特別なスピリチュアルな話ではなく、仕草や声のトーン、微妙な表情から相手に伝わるのです。
反対に、苦手が少ない人は自然と誰とでも居心地よく接することができます。「この子は俺を受け入れてくれる」と感じたお客さんは、また会いたいと思うのです。つまり「苦手を減らすこと」がそのままリピーター増加につながるのです。

3. いい意味で「テキトー」
3つ目は「いい意味でのテキトーさ」です。几帳面で真面目なことは長所ですが、エステに来る男性にとっては、あまりにかっちりしていると居心地が悪くなることもあります。
メンズエステは男性にとって「遊びに来る場所」。だから、細かいことを気にせず「まあ、いいか」と受け流せる女性の方が人気です。施術が少し予定と違っても、会話がちょっと脱線しても、ニコッと笑って「大丈夫ですよ」と言える余裕。それが男性には安心感として伝わります。
逆に「こうでなきゃ」と考えすぎると、会話もぎこちなくなり、男性はリラックスできません。几帳面な人ほど「ここは流してもいい」と意識してみると、接客がぐっと楽になり、リピート率も上がっていきます。

4. 男性から見た「また会いたい人」
ここまで3つの共通点を挙げましたが、まとめると「この子と一緒にお酒を飲んだら楽しそうだな」と男性に思わせられる人が人気セラピストなのです。もちろんメンズエステではお酒を出しませんが、雰囲気のたとえとして「飲み友達になりたい」と思わせる女性です。
リピーターを増やすには、技術や外見も大切ですが、それ以上に「一緒にいると楽しい」と感じてもらえるかどうかが重要です。男性は細かいことより「心地よさ」でお店を選びます。だからこそ「楽しそう」「受け入れてくれる」「余裕がある」この3つが大きな武器になります。

まとめ：リピートの秘訣はシンプル
人気セラピストになる秘訣はとてもシンプルです。

・仕事そのものを楽しむこと
・苦手なお客さんを減らすこと
・いい意味でテキトーであること

この3つを意識するだけで、男性の目には「また会いたい」と思える女性として映ります。お客さんは技術の差以上に「この子といると元気になる」と感じたときに、もう一度会いに来てくれるのです。

メンズエステの仕事は短期間でまとまった収入が得られる反面、精神的に疲れる場面もあります。でも「どうせなら楽しんでやろう」と思える人が、結局は長く続けられ、そしてお客さんからも選ばれます。あなた自身がまず楽しむこと――それがリピーターを増やす最大の近道なのです。