延長して5万円払ってくださるお客さまって何を考えているのですか?

●質問
毎回私のことを指名してくださって、しかも延長までしてくださって、お会計が5万円前後になるまでずっといてくださるお客様がいます。そういうお客様って何を考えているのですか?
●回答
私の知り合いのメンズエステティシャンのもとにも、同じようなお客様が来ていると聞きます。その方は70歳すぎのおじいちゃんです。特に肩が凝っているとかということはなく、「マッサージはしなくてもいいから」と言って、そのセラピストさんが食べたいものを出前館から出前し、セラピストさんが見たい映画があると言えば、ネットフリックスで一緒に映画を見て、何時間も一緒に過ごすのだそうです。
それで大体5万円に近いお会計になった時に、「じゃあ今日は帰るね」と言って帰って行くのだそうです。
こういった男性の気持ちは「究極の男性心理」みたいなものですから、セラピストの皆さんがあまり理解できないかもしれませんね。
というわけで、以下に究極の男性心理について解説しましょう。

生きているだけでなんか寂しい
男って、「生きているだけでなんか寂しい」と感じる生き物です。その理由としてよく言われるのが、お母さんと離ればなれになったからというものです。
つまり、幼少期にお母さんといつも一緒にいたものが、大人になった今では、お母さんと離ればなれに暮らしている。もう抱っこしてくれない。人によってはお母さんはすでに天国に行ってしまっており、二度と会えない。そういったところから「生きているだけでなんか寂しい」という気持ちが湧いてくるのだという説明は一般的によくされます。文学のテーマになっていたりもしています。
しかし私は、それとは別の理由があるように思います。「男であるというだけで寂しい」と感じているのではないか、と私は思います。
男性は例えば、インスタで、ケツ丸出しのビキニ姿で、こんがりと日焼けして、プールサイドでピースサインしている「元気なちょいエロのおねえさん」が大好きです。「自分も生まれ変わればああいうおねえさんになりたい」「世間の目など気にすることなく、ほとんど全裸のような格好をインスタに晒すような感じで、明るく元気にエロく毎日を楽しみたい」「彼女のように自由に暮らしたい」と思っています。
しかし、彼は男ですから、それができません。毎日上司の顔色をうかがいつつ、家族の顔色をうかがいつつ、少ない月収を嘆きつつ、自分の将来を悲観しながら生きるしかありません。
要するに、生きているだけでなんか寂しいのです。「あの女子に自分は届かない」と思って絶望しているのです。
風俗エステではなく健全メンズエステに行く理由
そのような男性は、「とにかく自分の寂しさを癒してほしい」と常に思っています。 20年ほど前までは、そういった男性は風俗店に集まっていました。風俗嬢に癒してもらっていたのです。
しかし、メンズエステができてからは、風俗店に行かず、メンズエステに行く男性が増えました。なぜなら彼らは、なにもセックスをしたいわけではないからです。
いえ、もちろん「したくないのか」と問われたら「したい」のですが、それ以上になんらか寂しいと思っている気持ちを人肌のぬくもりで癒してくれたらそれで充分満足だと思うのです。
だからソープランドやデリヘルではなく、メンズエステ、しかも健全なメンズエステに来るのです。

カオナシに同じ
健全メンズエステに来る男性心理は、「千と千尋の神隠し」に出てくる「カオナシ」に全く同じです。
彼は自分のお気に入りの女の子に何かをしてあげたい、何かをすることによってお気に入りのセラピストさんが喜んでいる顔を見たい。それだけを願っているのです。
なので、お気に入りのセラピストさんに何をすれば最も喜んでもらえるのか? と彼は考えます。
彼は1つの答えを思いつきます。
セラピストさんはお仕事としてメンズエステで働いているのだから、できるだけ指名することによって、たくさんのお給料を稼がせてあげよう。そうすることによって彼女は、もっと笑顔になるはずだ、と――。
彼はそのように考えるので、例えば、遊ぶ金が5万円あれば、5万円めいっぱい使ってあなたのことを指名します。しかも、なにもマッサージをしてほしいわけではないので(もちろんマッサージもしてほしいと思っていますが、それだけではないので)、5時間目いっぱいマッサージをしてほしいとは彼は言いません。1時間ほどマッサージした後、残りの時間はお気に入りのセラピストさんが食べたいものを一緒に食べ、見たい映画を一緒に観るという時間の過ごし方をしたいのです。
というわけで、延長して5万円払う、つまり一般的に見ればかなりの高額を支払ってくださり、なおかつ本番行為を求めてない男性客というのは、自分自身が生きているだけでなんか寂しいから、お気に入りのセラピストさんに好かれたい、お気に入りのセラピストさんの笑顔を見たい、お気に入りのセラピストさんに何かをしてあげたいと思っているのです。
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