お客さんの満足度を上げたいのですが…

●質問
メンズエステで働いて1年になります。もう少しお客さんの満足度を上げて、たくさん指名をもらって、たくさん稼ぎたいと思うのですが、どうすればいいでしょうか?教えてください。
●回答
メンズエステに限らず、どのような仕事でも、お客さんの満足度の基準は1つです。すなわち自分がやってもらいたいことをやってもらった時に満足度が上がるという、ただそれだけの基準です。
したがって、お客様の満足度を上げようと思えば、そのお客さんが何をして欲しいと思っているのかを理解して、それに応答すればよいのです。それがたとえば、華麗なる施術テクニックであれば、あなたは頻繁に講習を受けて技を磨く必要があります。あるいはトークなのであれば、あなたは話術を磨く必要があります。オプションのお着替えをお客さんが望んでいるのであれば、あなたはお客さんが望むようなオプションを用意する、あるいは考える。そういった努力をする必要があります。

顧客満足度とはなにか?
今の世の中はマニュアル社会になっていますから、「顧客満足度」とGoogleで検索すれば、さまざまな定義のようなものがあがってきます。それはそれで理屈としては間違っていないと私は思います。しかし他方で、私たちヒトは、理屈の世界だけで生きているわけではありません。特にメンズエステという肌が触れ合うお仕事というのは、なんらか全身で感じる気配とか感じとか雰囲気といったものが、非常に重要になってきます。
したがって、Google先生が「〇〇すれば顧客満足度が上がります」と言っていたからそのとおりにするというのでは不十分です。
あなたが現場=施術ルームにおいて感じるお客様の雰囲気=気配と、お客様が施術ルームにおいて感じる雰囲気=気配が比較的いい感じで一致したときに、お客様の満足度は上がります。
ちょっと難しい話をするなら、私たち人間は理性と感性の両方で成っていると、この400年ほどのあいだ言われ続けていますが、そこには身体性が欠けているということです。簡単に言えば、身体で感じる何かがあるから、私たちはある接客に満足したり、満足しなかったりするのです。
メンズエステの基本
以上のことをもっと簡単に言えば、「あなたらしさ」が全面に出る接客をすれば、お客さんは満足すると言えます。もちろん、100人のお客さんが100人とも満足するなんてことはありえません。そんなことはどんな商売においても起こり得ません。
ある飲食店の店主は、お客さんが10人来たら3人くらいが気に入ってくれて、そのうちの1人がリピーターになればいい。商売とは実はそういうものだ、と語っていましたが、メンズエステもそういうものだと私は思います。それを無理して10人のお客さん全員に好かれようとするから、セラピストさんがメンタルを病むのです。
10人いれば 3人くらいのお客さんが「よかったな」と思って、「機会があればまた行ってみたい」と思う。そのうちの1人がリピーターになる。それが基準=スタンダードだと思ってください。

指名を増やす方法
それでは指名客が増えないから困るというのであれば、分母を大きくすればいいのです。10人に対してひとりが指名客になるのですから、100人接客すれば、10人の指名客がつきます。100人も接客できないというのであれば、お店を掛け持ちしてみてはいかがでしょうか。1店舗にくるお客さんの数はおおむね決まっているわけですから、掛け持ちすればセラピストさんは稼げます。稼げないのはオーナーとか店長さんです。オーナーとか店長さんは掛け持ちすることができないので、どうしても稼ぎが限定的になります。それがイヤだというオーナーさんは複数の店舗を持ちます。
あなたの「感じ」がすっと前に出る接客を
どのような商売であっても、お客さんが満足するというのは、その人の持っている「感じ」が素直にスッと表に出ている時です。その人が持っている感じを感じ取って、「この人いいなー」とか、「この人といたら癒されるな」とか、「この人としゃべったら元気が出るな」とか、そういう風に思うのです。それをGoogle先生は言葉にして論理的に説明していたりしますが、感じというのは言葉に表すことのできない何かです。
それは生まれ持ったものでありつつ、同時に日々の暮らしのなかで自然に醸成されていくものです。ほら、婚活マニュアルを読んで、そのとおりに婚活している人がどことなく滑稽に見えることがあるじゃないですか? それを世間では「笑ってはいけない」と言われます。私もそう思います。ご本人は真剣にやっているわけですから、笑ってはいけません。
しかし、真剣にやっている滑稽な人は「何が足らないから」滑稽に見えてしまうのか、というのは考察するに値する問いであると私は思います。つまり、その人が持っている自然な感じが後景化して、マニュアルが前景化してしまっているのです。だから滑稽に見えてしまうのです。

というわけで、あなたらしさを前面に押し出して、10人お客さんが来たら1人リピーターになってくだされば御の字だと思ってやってみてください。きっと満足のいく接客ができると思います。頑張ってくださいね。
こちらもおすすめ。人気コラム
-
コロナの影響でシフトを減らされました。どうすればいいでしょうか?
●質問 コロナの影響でシフトを減らされました。どうすればいいでしょうか? ●回答 これは「新しいお店を探そう」が答えです。 コロナの影響でお客さんが減ったお店もあれば、あまり減っていないお店もあるのだから、ほかの店を探すというのが「ふつうの」答えでしょう。 それとは別の答えをするなら、情報網を増やそうということが言えます。 どのように社会情勢が変化しても、人脈をもっ...
[続きを読む] -
「やりたい仕事がないからとりあえずメンズエステで働く」でOKなワケ
「やりたい仕事がないからとりあえずメンズエステで働く」という女子って、わりといるそうです。 エステが好きとか、男性を接客するのが好きとか、そういう気持ちがなくったって、メンズエステで働くといいんです! それがなぜなのか? について、今回は見ていきたいと思います。 ■18万円の生活の限界 やりたい仕事がないというのは、たいていお金がないから、そう思う……ということがまず言えます。 ...
[続きを読む] -
マッサージの技術よりも大切なこと
メンズエステにおいては、マッサージの技術がうまくなくても、ガッツリ稼げたりもします。 それはなぜなのか? について、今回はお届けしたいと思います。 ■「楽しさ」って、伝染しちゃうんです マッサージの技術が「まあまあ」であっても、なぜお客さんがそういう女子につくのか? お客さんが「この子と一緒にいたら楽しい、癒される」と思うからです。 では、お客さんは、その女子のどこを見て...
[続きを読む]
この記事の感想