メンズエステでSNSをやらないと稼げないの?
●質問
セラピスト個人のSNSを通じて集客するのが当たり前になっていますが、毎日の更新にストレスを感じています。出勤ツイートや写真投稿を続けなければ、やはりお客様は来なくなってしまうのでしょうか?
●回答
ここ数年、メンズエステ業界では「セラピストが個人でSNSを運用して集客する」ことが常識のように語られるようになりました。出勤報告、施術後のお礼メッセージ、さらには少しセクシーな写真や動画の投稿などが日常的に求められ、多くのセラピストがその対応に追われています。SNSでの発信が仕事の一部とされるお店も増え、疲れを感じる人が増えているのは自然なことです。
では、本当にSNSをやらないと稼げないのでしょうか?それとも別の方法はあるのでしょうか?
SNS集客が求められる背景
まず、なぜお店がSNSを重視するかを整理しましょう。
・低コストで宣伝できる
TwitterやInstagramは無料で使えるため、お店にとっては広告費をかけずに集客できる便利なツールです。
・個人ブランディング効果
セラピストの個性を打ち出しやすく、「この人に会いたい」と思わせる力があります。写真や文章の雰囲気からお客様が親近感を持ちやすくなります。
・リアルタイム性
「今日は出勤しています」と投稿すれば、その瞬間に見たお客様が来店する可能性が高まります。
このように、SNSは一見すると非常に合理的な仕組みに見えます。しかし実際には「更新疲れ」に陥る人も多く、それはなぜでしょうか?
SNS疲れの正体
セラピストがSNSで疲れてしまうのは、次のような理由が考えられます。
・義務感によるストレス:
「毎日投稿しなければならない」と考えると、プレッシャーになる。
・プライベートの切り売り感:
写真や文章で自分をさらけ出すことに抵抗がある。
・労力と成果のギャップ:
一生懸命投稿しても予約につながらず、徒労感を覚える。
・他者比較の苦しさ:
SNSが得意なセラピストと自分を比べて落ち込む。
つまり、SNSは「合う人」と「合わない人」がはっきり分かれるのです。楽しんで発信できる人は自然に集客につながりますが、苦手な人が無理に頑張ると逆に消耗してしまうのです。
広告とSNSの共通点
ここで参考になるのが「広告」の事例です。多くの企業は「広告をやめたら売上が下がるのでは」と不安を抱え、広告代理店に勧められるまま費用をかけ続けてきました。ところが実際に広告をやめても売上が落ちなかった企業は少なくありません。
SNSもこれと同じで、「やめたらお客様が来なくなる」と思い込んでいるケースが多いのです。しかし実際には、技術力や接客力に惹かれて通っているお客様は、SNSをやめても変わらず指名してくれることが少なくありません。
SNSを続けるかどうかの判断基準
では、セラピストはどう判断すべきでしょうか? ポイントは次の3つです。
1,楽しめるかどうか
SNSを楽しいと感じられる人は無理なく続けられます。逆に苦痛なら無理する必要はありません。
2,成果が出ているかどうか
投稿しても反応が薄く、予約に直結していないなら、労力に見合っていない可能性があります。
3,お店の方針との相性
SNSを必須にしている店舗もあれば、「やらなくてもOK」という店舗もあります。合わないなら転籍を検討しても良いでしょう。
SNSに依存しない集客の方法
SNSに頼らなくても集客する方法は存在します。
・技術力の向上:しっかりとした施術でリピーターを増やす。
・接客力の強化:会話や気配りで「また会いたい」と思わせる。
・口コミの力:満足したお客様は自然と友人に紹介してくれる。
・お店の広告力:SEOやポータルサイトで集客してくれる店舗を選ぶ。
実際、健全エステでは「セラピスト個人にSNSを強制しない」お店も少なくありません。そのような環境では、施術と接客に集中でき、長く安定して働けます。
SNSとどう向き合う?
もしSNSを完全にやめるのが不安なら、「手を抜く」ことを考えましょう。
出勤報告は週に数回にする。
写真はまとめ撮りしてストックを使う。
長文はやめて一言コメントにする。
「やらなければならない」から「やれる範囲でやる」へ発想を変えるだけで、気持ちが軽くなるはずです。
まとめ
「メンズエステでSNSをやらないと稼げない」というのは半分事実で、半分誤解です。SNSが得意で楽しんでいる人にとっては強力な集客ツールですが、苦手な人が無理に続けても長続きせず、精神的に追い込まれるリスクがあります。
大切なのは、自分に合ったスタイルで働くことです。SNSを活用してもいいし、手を抜いてもいいし、まったくやらなくてもいい。あなたに合った店舗や方法を選ぶ自由があります。
強迫観念にとらわれることなく、施術や接客という本来の仕事に集中して、自分らしい働き方を見つけてください。きっとそのほうが長期的に安定した収入と心のゆとりを得られるはずです。応援しています!
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