●質問
メンズエステで働いていますが、思うように稼げません。結局のところ、どうすればメンズエステで稼げるのですか？教えてください。

●回答
メンズエステというのは、基本的には個人事業主の集合体です。ひとりひとりのセラピストさんは個人事業主であり、お店は個人事業主さんに施術の場所を提供しているという考え方で運営されています。
なので、自分でお客さんを呼んできて施術するというのが、もっとも効率よく稼げるパターンです。
しかし、男性を接客するお仕事は、ガールズバーであれ、スナックであれキャバクラであれ、風俗店であれ、お客さんを呼んでくるというのが大変なはずです。
そこで、以下の方法をとってみてはいかがでしょうか？

01：職人に徹するのかセールスレディに徹するのかを決める
まず、自分のキャラや得意分野を自分で考えてみてください。考えるポイントは、職人として施術の技をきわめるのか、バンバンお客さんを呼んでくるセールスレディのような存在に徹するのか？　の二択です。
こういうのは生まれ持った能力もあるので、比較的簡単に答えが出ると思います。
もともと無口で人があまり好きではない女子は、職人的なセラピストさんにまずは徹した方が、無理がなくていいでしょう。
反対に、人をたくさん呼べる才能を持っている女子（例えば、高校時代からクラブでイベントをするといってはパーティ券をバンバン売りまくるような女子）は、セールスレディに徹して、お客さんをたくさん呼んでくるセラピストさんを目指したほうがいいでしょう。
まずは自分の生きざまと照らし合わせて、無理のないやり方を自分で決めましょう。

02：指名客に言われたキャラを活かす
あるていどメンズエステで働いていれば指名客がつくと思います。その指名客が言っていたあなたのキャラを思い出し、それを活かしましょう。
例えば、自分では無口で奥手な性格だと自己分析していても、お客さんに「喋ったら面白いね」と言われたら、その面白さを活かすのです。
はじめのうちは少々違和感があるかもしれませんが、たいていの場合、自分が思っている自己像より、相手が思っている自己像の方が正しかったりしますので、やがてお客さんが言っているキャラに自分が馴染んできて、違和感なく働けると思います。
多くのセラピストさんを見ていると「私はこういうキャラだから」と、自分で自分のキャラを決めてかかっている人が多いことに驚かされます。
しかしこれは、メンズエステのセラピストさんに限らず、キャバクラやガールズバーでも同じですが、相手が「あなたは〇〇という性格だよね」と言ったことを活かした方が稼ぎやすいです。これがじつは「商売のコツ」なのです。
ただし、このへんのことがへんな方向に向かうと、「無理をして相手が求めてくるキャラに自分を合わせ、やがて病んでいく」ということになります。なので、そのへんは、現実の自分とお客さんが教えてくれたキャラとうまく混ぜ合わせて、要領よくやってみてはいかがでしょうか？

03：店長やオーナーに好かれる
最後に。メンズエステにおいて最も稼げているセラピストさんは、たていの場合、店長さんやオーナーさんにすごく好かれています。
店長やオーナーに好かれたらどうなるのかと言えば、シフトをかなり優遇してもらえます。「このセラピストさんは今月稼ぎたいんだよね」と思われたら、シフトをたくさん入れてくれたりします。
それだけではありません。新しいお店を出す場合、あなたがかなり重要なポジションに起用される可能性も生れます。
新しいお店というのは、正直なところ、いつできるのかまったくわかりません。オーナーにもわかりません。
もちろんオーナーは、例えば「今年の秋ぐらいには新しいお店を出したい」というような計画は立てています。しかし、新しいお店のイメージに見合う物件がいつ出てくるのかは分かりません。どのお店のオーナーさんも物件探しに必死なのです。とくにメンズエステ激戦区は物件がないのです（金があっても物件がない！　と言うオーナーは意外と多いのです）。

また、銀行借り入れをして新しいお店を出す場合、銀行の融資の審査がいつ通るかというのは、銀行員しか知りません。よほど優れた決算書をお持ちのオーナーさんであれば、オーナーさんの思惑どおりの時期に融資がおりることもありますが、銀行もバカではないので、あれこれと交渉しつつ、銀行のペースで融資を行うということも実際にはあるのです。
というわけで、以上の3つのことを参考に、引き続きメンズエステで楽しく働いていただきたく思います。