なぜあの人ばかり指名が多いのか?
●質問
指名客やフリーのお客さんに恵まれているセラピストさんと、私のように恵まれないセラピストがいます。両者の違いって何ですか? また、どうすればお客さんに恵まれるようになりますか?
●回答
セラピストという仕事をしていると、「なぜあの人ばかり指名が多いんだろう」「私は頑張っているのにお客さんに恵まれない」と思うことがあるでしょう。確かに、外見や偶然の出会い、店舗の立地など、個人の努力だけでは変えにくい要素もあります。けれど、それだけが全てではありません。
根本的な違いは、「自分をどう位置づけているか」という姿勢にあります。ここで役立つのが「公共哲学」の考え方です。
1. 公共哲学とは何か
公共哲学とは、「自分のことだけでなく、みんなのことをどう考えるか」を問い直す哲学です。人は社会的な存在であり、誰もが他者との関係の中で自分を形づくっています。
つまり、セラピストとして働くときも、「自分の売上や指名のため」だけに動くのか、それとも「お客さんや場全体を良くするため」に動くのかで、雰囲気も結果も大きく変わってきます。
2. 恵まれるセラピストと恵まれないセラピストの違い
公共哲学の観点から見ると、両者の違いは「関係をどう捉えているか」にあります。
恵まれるセラピスト
目の前のお客さんを「利益」ではなく「ひとりの人間」として受け止める。施術の時間を「自分と相手が共有する場」と考え、その場を心地よい公共空間にしようと努める。小さな気遣いが積み重なり、信頼や安心感を生み出す。結果として「また来たい」と思われ、自然に指名につながる。
恵まれにくいセラピスト
「どうすれば自分を選んでもらえるか」という気持ちが前に出すぎる。お客さんを「点数」や「売上」として見てしまうため、無意識に距離感やよそよそしさが出る。悪い人ではないが、「もう一度会いたい」という決め手に欠ける。
この違いは、技術や外見以上に大きなものです。結局のところ、人は「大切にされた」と感じた相手にもう一度会いたくなるのです。
3. 公共哲学的にみる「お客さんに恵まれる方法」
では、どうすれば自分もお客さんに恵まれるようになれるのでしょうか。公共哲学的な視点から、いくつかの実践法を挙げます。
(1)「場」を意識する
施術の目的を「お客さんを癒やす」だけにとどめず、「ここを安心できる空間にする」と考えてみる。お客さんだけでなく、スタッフ同士の関係や店全体の雰囲気にも心を配ると、自然に余裕と温かさがにじみ出ます。
(2)「自分のため」と「相手のため」を重ねる
公共哲学は「自分の幸福」と「他者の幸福」を切り離さないことを重視します。たとえば「お客さんが笑顔になると、私自身も気持ちが楽になる」と思えれば、自分を犠牲にすることなく、相手に誠実でいられます。
(3)小さな誠実を積み重ねる
名前を覚える、前回の会話を覚えておく、体調を気遣う。こうした些細なことが「この人は私を見てくれている」と感じさせ、信頼をつくります。公共哲学的に言えば、それは「関係を支える行為」であり、必ず指名につながる種になります。
(4)「恵まれる」とは「関係が育つこと」だと理解する
公共哲学は「人は関係の中で生きる存在」だと説きます。だから「恵まれる」というのは宝くじのような偶然ではなく、信頼関係が育った結果です。日々の小さな積み重ねが、やがて大きな差になるのです。
4. 公共哲学が教えてくれること
公共哲学は、「人は自分のためだけに生きると孤独になる。他者のためを考えることで、むしろ自分も満たされる」と教えてくれます。
セラピストの仕事はまさにその縮図です。お客さんに寄り添い、その場をよりよくしようとする姿勢は、最終的に自分自身をも豊かにします。
だから「どうすれば指名が増えるか」よりも、「どうすればこの場を少しでも良くできるか」を考える方が、結果的に指名やフリーのお客さんに恵まれる近道なのです。
5. 具体的な第一歩
では、明日からできることは何でしょうか。
・今日来てくれたお客さんに「来てくださってうれしい」と心の中で思う。
・施術中、ほんの一瞬でも「この人の人生の一部に関われている」と意識する。
・終わり際に「また会えるといいですね」と自然に言える自分でいる。
これらはすぐに売上や指名に直結するわけではありません。けれど、公共哲学の言葉で言えば「関係の地盤を固める行為」です。その積み重ねが、やがて「恵まれる人」になるための基盤をつくるのです。
いかがでしょうか。
お客さんに恵まれるセラピストとそうでないセラピストの違いは、単なる外見や偶然ではありません。違いをつくるのは「自分を公共的に位置づけているかどうか」、すなわち「自分のため」と「相手のため」を重ねられる姿勢です。
公共哲学の観点からすれば、「お客さんに恵まれる」とは、他者との関係を大切にし、その場を少しでも良くしようとすること。
その心構えがあれば、お客さんも、あなた自身も、そしてお店全体も、少しずつ豊かになっていくはずです。
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