写メ日記を毎日更新しても指名が増えない理由

「毎日更新しているのに結果が出ない」という悩み
メンズエステのセラピストから話を聞いていると、「写メ日記を毎日更新しているのに指名が増えない」という悩みを耳にすることがあります。これは意外と根深い問題です。お店から「写メ日記は大事」と言われる。人気セラピストのページを見ると更新頻度も高い。だから頑張って毎日書く。でも、思ったほど予約は増えない。その結果、「自分には魅力がないのだろうか」と落ち込んでしまう人もいます。
しかし、少し冷静に考えてみると、写メ日記を更新することと、指名されることは、実は別の問題です。
たとえば、毎日コンビニの前を通るからといって、その店で買い物をするとは限りません。そこに「入りたくなる理由」が必要です。同じように、写メ日記もただ更新するだけでは不十分なのです。
もちろん更新頻度は大切です。しかし、それ以上に重要なのは、「この人に会ってみたい」と思わせる何かが伝わっているかどうかです。
お客様は情報ではなく「人」を見ている
写メ日記を書くとき、多くの人は「何を書けばいいのだろう」と悩みます。そして結果として、「今日は出勤しています」「お仕事お疲れさまです」「ご予約お待ちしています」
という定型文のような内容になりがちです。
もちろん、それが悪いわけではありません。でも、お客様の立場になって考えてみると、そういう文章だけでは、その人の姿が見えてきません。
哲学者マルティン・ブーバーは、人間関係には「モノとして見る関係」と「人として出会う関係」があると語りました。少し難しい話ですが、要するに、人は情報だけではなく、「その人らしさ」に惹かれるということです。
お客様が知りたいのは、完璧なセラピスト像ではありません。どんなことを考えている人なのか。どんな雰囲気の人なのか。どんな時間を一緒に過ごせそうなのか。そういう人間的な部分です。写メ日記が読まれる理由も、そこにあります。

人気の写メ日記は「特別なこと」を書いていない
人気セラピストの日記を見ていると、「すごい内容を書いているのだろう」と思う人もいるかもしれません。しかし実際には、驚くほど普通のことが書かれている場合があります。
今日は少し暑かった。
コンビニで新しいスイーツを買った。
帰り道で猫を見かけた。
その程度の話です。
では、なぜ読まれるのでしょうか。
それは、その文章の中に「人」がいるからです。
SNSの時代になって、人は大量の情報に囲まれるようになりました。その結果、逆に人間らしい話に価値が生まれています。
何をしたかより、どんなふうに感じたか。
何を食べたかより、なぜそれを選んだか。
そういう小さな感情の動きが見えると、人は相手を身近に感じます。
つまり、お客様は情報を読んでいるのではなく、「その人」を読んでいるのです。
売り込みばかりだと読まれなくなる
写メ日記が伸びない理由として、もう一つあります。
それは、「売り込み」が強すぎることです。
ご予約ください。
会いに来てください。
空いています。
お待ちしています。
もちろん仕事ですから、予約をお願いすること自体は悪くありません。しかし、人間は面白いもので、「売られている」と感じた瞬間に距離を取ることがあります。
これは広告の世界でもよく知られていることです。人は商品を買いたいのではなく、自分で選びたいのです。だから写メ日記も、「来てください」を繰り返すより、「この人と話してみたい」と思わせる方が効果的です。結果として、そのほうが指名につながることも多いのです。

「更新すること」が目的になっていないか
毎日更新を続けている人ほど陥りやすい落とし穴があります。それは、「更新すること」が目的になってしまうことです。
本来、写メ日記はお客様との接点です。ところが毎日続けているうちに、
今日は何を書こう。
とりあえず更新しなきゃ。
空白を作りたくない。
という状態になることがあります。すると文章からも焦りが伝わります。
更新頻度は大切です。でも、それ以上に大切なのは、「誰に向かって書いているのか」です。たった一人でもいい。未来のお客様に向かって書く。そう考えると、文章の雰囲気も変わってきます。
指名される人は「物語」を持っている
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、人気のある人には小さな物語があります。
旅行好き。
読書好き。
猫を飼っている。
料理が趣味。
何でもいいのです。人は、断片的な情報ではなく、物語に惹かれます。哲学者ポール・リクールは、「人間は物語によって自分を理解する」と言いました。これはお客様にも当てはまります。
「この人はこんな人なんだな」そう思えると、一気に親近感が生まれます。だから写メ日記では、自分を売り込むより、自分を少しずつ知ってもらうことの方が大切です。

写メ日記は未来の指名を作る
写メ日記を書いても、その日に予約が入るとは限りません。ここが難しいところです。
でも実際には、多くのお客様が何日も、あるいは何週間も前から日記を見ています。そして、
なんとなく気になる。
雰囲気が良さそう。
会ってみたい。
そんな気持ちを少しずつ育てています。つまり、写メ日記は「今日の予約」のためだけにあるのではありません。未来の指名を作るためのものでもあります。だから結果を急ぎすぎない方がいい。種をまいて、少しずつ育てるようなものです。
まとめ
写メ日記を毎日更新しているのに指名が増えない。その悩みは、多くのセラピストが経験するものです。でも、更新回数だけが問題なのではありません。
お客様は情報ではなく、人を見ています。完璧な文章を書く必要はありません。面白い話を書かなければならないわけでもありません。
大切なのは、「この人はどんな人なんだろう」と思ってもらえることです。少し生活が見えること。少し感情が見えること。少し人柄が伝わること。そういう小さな積み重ねが、「会ってみたい」という気持ちにつながります。
写メ日記は広告ではありません。未来のお客様との、小さな出会いの場です。そう考えると、毎日の更新も少し違ったものに見えてくるのではないでしょうか。
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